初めて見たときは、役所かしらと思ったこの建物。とっても歴史のあるホテルだったのね。オスロ中央駅と王宮との中間点(少し王宮よりかな)のカール・ヨハンス・ガーテというメインストリート沿いにあるこの「Grand Hotel Oslo」。1874年開業というこのホテルの1Fには「Grand Cafe」というおしゃれなレストランがある。ここはその昔、あのムンクやイプセンも常連客だったらしい。
そんな歴史あるお店に予約なしでランチに訪れたら「予約でいっぱいです。」と。あ~、お値段高くてホテルには泊まれないから、ランチだけでも気分を味わおうと思っていたのにあっけなく撃沈。みなさん「Grand Cafe」でランチと思ったら、予約をするのがベターなようですよ。
とはいえ、物価の高さは世界一のオスロ。ちょっとレストランでお食事なんていうと、お一人様分であっという間に10,000円という感じです。ビール一杯1,000円、ラーメン一杯2,000円、トイレットペーパー1巻100円というのが私の体験した金額です。ノルウェーって(北欧諸国みんなですけど)、税金も高いのに、それでも生活できるだけの給与もらっているのねぇ。税金高くて物価も高いのに、住みよい国のランキングなどでは常に上位にいるんですよね。すごい。
さて、今日もオスロです。って、空の写真じゃ、どこだかわからないですよね。
ここは、オスロの中心部から特急で10分、普通電車で30分ほどのところ(オスロ空港とオスロ中央駅の中間あたり)にあるLillestromという街の、小高い丘の上です。宿泊していたところから歩いて20分くらいの場所で撮りました。近くに空軍(だったかな?)の飛行場があり、飛行機の離着陸のときは、横切っている道路では、遮断機が降りてくるそうです。初夏の北欧の晴れ渡った空は、本当に吸い込まれそうで、そんな空の下だと、いくら歩いても疲れないんですよね~。(もちろん、部屋に帰るとどっと疲れが出るんですけど。)
このときは、初の北欧の旅だったのですが、英語とドイツ語を勉強してきた私にとって、ノルウェー語(の表示)というのは、同じようで同じじゃない、わかりそうでわからないという、なんとも歯がゆい気分にさせる言葉でした。デンマーク語やノルウェー語はドイツ語から派生した部分が多いようですね。ドイツ語と同じ単語が結構ありました。言語学専攻ではないので、詳しいことはわからないのですが、たしかみんなゲルマン語派。聞いた話だと、デンマーク・ノルウェー・スウェーデンのネイティブは、それぞれの母国語で話をしても、ほぼ理解しあえるそうです。方言みたいなものなんですね。
今日のおまけは、デザートです。♪♪♪なんだか、食べ物の話が増えてきましたが、おつきあいを。
これは、前出のRatskellerで出たデザートです。Apfelstrudel(アプフェルシュトゥルーデル)だったと思います。(3年位前のことなので記憶がちょっと。。。すみませんm(__)m)私の大好きなデザートのひとつです。初めて食べたのは、オーバーアマガウのHotel Der Schilcherhof1Fにあるカフェだったかな?何年前のことだろう???^^;食べる前はアップルパイの親戚くらいに思っていたのですが、どんでもない!目からウロコでした。帰りがけお店の人に「おいしかった?また来てね」と声をかけられ「ええ!絶対またきます!」と答えたら、とっても喜んでくれました。この時の味を求めていろいろな所で注文してみましたが、最初の感動にはまだ巡りあえておりません。この写真のものも、おいしかったけど、最初の感動には届かなかった・・・そういえば、「また来ます」って言ったくせに、オーバーアマガウへの2回目の訪問はまだ実現しておりません。また行きたいなぁ。
ちなみに、ローテンブルクでレストランで見つけて、「あった~!」と心躍らせて注文したときは、ふつ~のアップルパイが出てきて愕然としました。だまされた~!!!!!そういえば「日本語メニューあります」って書いてあった。きっと、日本語訳が「アップルパイ」ってなってるんだろうなぁと。それ以来、日本語メニューのあるお店でこれは注文していません。
どなたか、日本でおいしいアプフェルシュトゥルーデルを出すお店を知りませんか???
やっぱり、建物や景色ばかりじゃつまらない!(と思うのは私だけ?)
ということで、まずはホテルの朝食から。
パンにハムとチーズ、そしてヨーグルト。この日は質素な(?)朝食。ビュッフェというと、いつも目がほしがった分だけとってしまう私・・・。この日は、思いのほか制御できてましたね~。(笑)
このときに泊まったホテルは、SバーンのCharlottenburg駅前にあるHotel AI Königshof というホテル。 ベルリン訪問のときにいつもお世話になるHPで探したこのホテルは、外観を見た瞬間「失敗した~」と。。。そして、2Fにあるフロントへ向かうと、途中のガラスは割れていて「ひょえ~!大失敗かも!」と、不安がよぎる・・・。確かシングル1泊35ユーロくらいだったし、仕方がないかと少々あきらめモードに。でも、HPの写真はけっこう綺麗だったのに、誇大広告か?と恐る恐る「ホテル入口」と書いてあるドアを開けると・・・ なんとまあ、外観からは想像もつかない明るさ、そして高い天井。そう、この建物はアルトバウ(Altbau)で、ホテル内はきれいに改装されていました。アルトバウとは1949年以前に建てられたものを指し、49年以降に建てられたものはノイバウ(Neubau)というんです。(厳密に言うと、もう少しカテゴリーがあるようですが・・・)アルトバウは、天井が高くて、ヌーボー調のレリーフもあったりして、とっても雰囲気があります。
フロントのお姉さんもとてもフレンドリーで、チェックインのために名前を告げると「あなたにメッセージがあるわよ」とメモをくれました。そこにはドイツ人の友人からのメッセージが。おかげで彼女と連絡も取れて、翌日1年ぶりに再会できました。
というわけで、食堂もこんな感じで素敵なホテルでした。満足!